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木花のむら総合診療所内科・外科・小児科
胃カメラの前日・当日・検査後、どう過ごせばいい?
健康・予防の話

胃カメラの前日・当日・検査後、どう過ごせばいい?

「胃カメラの予約をしたけれど、前の日の夜ごはんは何時まで食べていいの?」「いつも飲んでいる薬はどうしたらいい?」「終わったら、すぐに食事や仕事に戻れる?」。胃カメラを受けると決めた方が、検査の数日前になって急に気になり始めるのが、こうした「準備」のことではないでしょうか。

実は、胃カメラをスムーズに、そしてしっかり受けるためのポイントは、検査そのものよりも前日と当日朝の過ごし方にあります。この記事を読んでおけば、当日になって慌てることなく、落ち着いて検査を迎えられるはずです。

結論から言うと

押さえておきたいのは、次の4つです。

  • 前日:夕食は21時までに、消化のよいものを軽めに。お酒は控えめに
  • 当日の朝:食事は抜いて、水かお茶だけ。普段の薬は自己判断せず、事前に医師に確認
  • 検査後:のどの麻酔が切れるまで(目安1時間)は飲食を控える
  • 組織を取った場合:当日はお酒・刺激物・激しい運動・長風呂を避ける

それぞれ、理由と一緒に説明します。

前日:夕食は21時までに、軽めに

胃の中に食べ物が残っていると、胃の壁が隠れてしまい、小さな病変を見落とすおそれがあります。そのため、前日の夕食は21時ごろまでに済ませるのが基本です。

メニューは、うどん・おかゆ・白身魚・豆腐など、消化のよいものがおすすめです。反対に、揚げ物などの脂っこい料理、きのこ・海藻・こんにゃくのような消化に時間のかかる食材、量の多い食事は、胃に残りやすいので避けましょう。お酒も、できれば前日は控えてください。

21時以降も、水やお茶(砂糖やミルクの入っていないもの)は飲んで構いません。

当日の朝:食事は抜いて、水かお茶だけ

当日の朝は、何も食べずにお越しください。牛乳・ジュース・スポーツドリンク・ミルク入りのコーヒーなども、胃に残るので控えます。水やお茶は、検査の少し前までなら少量飲んで大丈夫です。タバコは胃液を増やし、観察しにくくなるので、当日朝は控えてください。

いちばん注意していただきたいのが、普段飲んでいるお薬です。

  • 血圧や心臓の薬などは、朝早めに少量の水で飲んでいただくことが多いお薬です
  • 糖尿病の薬・インスリンは、食事を抜いた状態で使うと低血糖を起こすおそれがあるため、当日朝は使わないのが一般的です
  • 血液をサラサラにする薬(抗血小板薬・抗凝固薬)は、組織を取る可能性があるため扱いに注意が必要ですが、__自己判断でやめるのは危険__です

どのお薬をどうするかは人によって違います。予約の時点で、飲んでいるお薬(お薬手帳)を必ず医師に伝えて、指示を確認しておいてください。

服装は、おなかまわりを締めつけないゆったりしたものがおすすめです。

検査中:鼻からの胃カメラで、話しながら

当院の胃カメラは、鼻から入れる細いカメラ(経鼻内視鏡)で、鎮静剤を使わずに行うことを基本にしています。

検査の前に、鼻の通りをよくする薬と麻酔をスプレーやゼリーで入れ、のどにも軽く麻酔をします。鼻からのカメラは舌の付け根に触れにくいため、口からの胃カメラで起こりやすい「オエッ」となる反射(えずき)が起こりにくいのが特長です。

口がふさがらないので、検査中も会話ができます。ご希望があれば、モニターに映る胃の中を一緒に見ながら、その場で説明することもできます。「今どこを見ているの?」「何か見つかった?」と気になったら、遠慮なく聞いてください。

なお、鼻の通り道が狭い方や、鼻炎がひどい日などは、鼻から入れにくいことがあります。その場合は、安全を優先して、まずは口からの胃カメラへの切り替えをご提案します。

検査後:1時間は飲食を控えて

検査が終わったら、のどの麻酔が切れるまで、目安として1時間ほどは飲食を控えてください。麻酔が効いている間に飲んだり食べたりすると、むせて気管に入ってしまうことがあります。最初は少量の水を飲んでみて、むせないことを確かめてから食事を始めましょう。

検査後に鼻を強くかむと、鼻血が出ることがあります。当日はやさしくかむようにしてください。

組織を取って調べた(生検をした)場合は、取った部分からの出血を防ぐため、当日は次のことを避けてください。

  • お酒、香辛料などの刺激物
  • 激しい運動
  • 長風呂(シャワー程度なら大丈夫です)

食事は消化のよいものを。もし、黒っぽい便が出る、おなかが強く痛む、気分が悪いといったことがあれば、すぐに医療機関へご連絡ください。

鎮静剤を使わないから、すぐに運転して帰れる

眠くなる薬(鎮静剤)を使う胃カメラでは、検査後もしばらく休む必要があり、当日は車の運転ができません。送り迎えをお願いしたり、公共交通機関を使ったりする必要があります。

一方、鎮静剤を使わない当院の胃カメラなら、検査が終わって説明を聞いたら、そのままご自分で運転して帰ることができます。車での移動が欠かせない宮崎では、これは大きなメリットだと考えています。お仕事の合間に受けて、そのまま職場に戻ることもしやすくなります。

院長からのメッセージ

胃カメラは、胃がんや食道がんを早く見つけるための、とても大切な検査です。それなのに「大変そう」「準備がよく分からない」という理由で先延ばしにされてしまうのは、本当にもったいないことだと感じています。

準備のポイントさえ押さえておけば、胃カメラは決して怖い検査ではありません。当院では、鼻からの胃カメラで、できるだけ楽に、そして納得しながら受けていただけるよう準備を進めています。開院後は、「初めてで不安」「薬をどうしたらいいか分からない」といったご相談も、予約の時点で遠慮なくお寄せください。

※当院での胃カメラは予約制で、午前中に行う予定です。食事の制限やお薬の扱いは、予約時に個別にご案内します。

ご興味・ご質問がある方へ

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