現在は建設準備中です。ご予約の受付は開院前に開始予定です(2027年10月1日開院予定)。

木花のむら総合診療所内科・外科・小児科
内科系

回腸末端炎

小腸の末端(回腸末端)に炎症が見つかった状態を指す言葉で、虫垂炎とよく似た症状を起こすことがあり、原因の見極めが重要です。

このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。

病態

「回腸末端炎」は特定の病気の名前ではなく、小腸の末端(回腸末端)に炎症の所見が見られる状態を指す言葉です。虫垂炎とよく似た右下腹部の痛みや発熱を起こすことがあり、画像検査や内視鏡検査で初めて見つかることも少なくありません。原因としては、エルシニア菌等の細菌感染(感染性腸炎)、クローン病(炎症性腸疾患)、腸結核、腸管ベーチェット病等、様々な病気が隠れている可能性があり、どの病気が原因かを見極めることが治療方針を決めるうえで重要です。

検査方法

問診(海外渡航歴、生肉・加熱不十分な食品の摂取歴、症状の経過等)に加え、血液検査、便培養検査、腹部エコー・CTで評価します。リンパ節の腫れ方や病変の分布等が、原因を推測する手がかりになります。必要に応じて大腸内視鏡検査(下部消化管内視鏡)での観察・生検を行い、炎症性腸疾患等との鑑別を進めます。

治療法

感染性腸炎(エルシニア腸炎等)が原因の場合は、多くは対症療法や抗菌薬で軽快します。一方、クローン病等の炎症性腸疾患が原因と判明した場合は、長期的な治療方針が必要となるため、専門的な評価・治療が可能な医療機関と連携します。症状が強く虫垂炎との鑑別が難しい場合には、緊急手術が必要と判断されることもあります。

💡 一口メモ

右下腹部の痛みは虫垂炎だけが原因とは限りません。症状が似ていても、原因によって治療方針は大きく異なります。自己判断せず、丁寧な検査で原因を調べることが、適切な治療への近道です。

出典

  • 厚生労働科学研究費補助金難治性疾患政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」クローン病診断基準・治療指針

※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。

当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。

この記事の執筆・監修

野

木花のむら総合診療所 院長 野村 信介

防衛医科大学校卒/日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医/日本医師会認定健康スポーツ医

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