虫垂炎 (急性虫垂炎)
盲腸の近くにある虫垂という小さな臓器に炎症が起こる病気で、進行すると緊急手術が必要になることがあります。
このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。
病態
虫垂は盲腸から伸びる細い袋状の臓器で、ここに炎症が起こった状態が虫垂炎(いわゆる「盲腸」)です。虫垂の入り口が便の塊(糞石)やリンパ組織の腫れ等でふさがれ、中で細菌が増殖することが主な原因と考えられています。典型的にはみぞおち〜おへそ周囲の痛みで始まり、時間とともに右下腹部に痛みが移動するという経過をたどりますが、子ども・高齢者・妊婦等では典型的な経過をたどらないこともあるため注意が必要です。進行すると虫垂が破裂し、腹膜炎という重篤な状態に至ることがあります。
検査方法
問診・診察(右下腹部の圧痛等の確認)に加え、血液検査(炎症反応の確認)、腹部エコー、CTを組み合わせて評価します。超音波検査を第一選択としつつ、所見がはっきりしない場合や穿孔が疑われる場合にはCT検査を追加することが推奨されています。
治療法
炎症の程度に応じて、抗菌薬による保存的治療で軽快する軽症例もありますが、手術(虫垂切除術)が標準的な治療となることが多く、近年は腹腔鏡下手術が広く行われています。膿瘍を形成している場合は、まず抗菌薬で炎症を落ち着かせ、後日改めて虫垂を切除する「待機的虫垂切除」が選択されることもあります。保存的治療のみで経過をみた場合は再発のリスクがあることも知られています。手術が必要と判断した場合は、速やかに連携医療機関へご紹介します。
💡 一口メモ
右下腹部の痛みが強くなる、発熱を伴う、痛みが移動してきた等の症状がある場合は、自己判断で様子を見ず早めの受診をお勧めします。進行すると緊急手術が必要になることがあるため、「様子を見てから」ではなく早めの受診が安全につながります。
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※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。
当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。
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