蕁麻疹
かゆみを伴う膨疹(みみず腫れ状の盛り上がり)が出没する状態です。タイプの見極めが治療の近道になります。
このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。
病態
かゆみを伴う紅斑・膨疹が、多くは24時間以内に跡形なく消えることを繰り返すのが特徴です。原因が特定できない「特発性」が最も多いですが、特定の刺激(運動・入浴・寒冷・日光・圧迫など)がきっかけで出る「刺激誘発型」や、まぶた・唇などが腫れる「血管性浮腫」など、いくつかのタイプに分かれます。同じ「蕁麻疹」でもタイプによって生活上の注意点や治療の進め方が異なるため、まず正確にタイプを見極めることが、遠回りせず改善に向かう近道になります。
検査方法
基本的には問診と皮疹の経過の確認で診断できることが多く、蕁麻疹というだけで血液検査やアレルギー検査を一律に行うことはお勧めしていません。詳しい問診から特定の食物・薬剤・運動などとの関連が疑われる場合や、治療が効きにくい場合には、必要な範囲で血液検査(IgE値・甲状腺の自己抗体・炎症反応など)や誘発試験を行い、原因・悪化因子を探ります。
治療法
非鎮静性の第2世代抗ヒスタミン薬の内服を基本とします。通常量で効果が不十分な場合は、増量や他剤への変更・併用を段階的に試み、それでも改善しない難治例では、専門的な注射薬による治療(抗IgE抗体製剤など)や、専門医療機関との連携も検討します。当面の目標は「生活に支障のない状態」、次に「症状が全く出ない状態」とし、症状が治まっても自己判断ですぐに内服を中止せず、段階的に薬を減らしていくことで、多くの場合は最終的に薬なしで過ごせる状態を目指せます。
💡 一口メモ
蕁麻疹は、単一の原因だけで説明しようとしないことが大切です。疲労・ストレス・感染・特定の刺激などが複合的に関わっていることが多く、原因探しに固執するより、タイプに応じた適切な治療を続けることが改善への近道です。長引く蕁麻疹でも多くは治癒に至りますので、一人で抱え込まずご相談ください。
出典
- 日本皮膚科学会「蕁麻疹診療ガイドライン2026(第4版)」
※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。
当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。
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