現在は建設準備中です。ご予約の受付は開院前に開始予定です(2027年10月1日開院予定)。

木花のむら総合診療所内科・外科・小児科
内科系

口内炎(アフタ性口内炎)

口の中にできる痛みを伴う潰瘍です。ステロイド軟膏等の一般的な治療のほかに、漢方薬のうがいという選択肢もあります。

このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。

病態

口内炎は、口の中の粘膜にできる炎症性の潰瘍の総称です。最も多いのはアフタ性口内炎で、円形〜類円形の境界明瞭な浅い潰瘍が、頬の内側や唇の裏、舌の縁等にできます。外傷(頬を噛む等)、過労・ストレス、睡眠不足、ビタミン・鉄分等の栄養不足、免疫の変化等が誘因となるとされていますが、はっきりした原因が分からないまま繰り返すことも多く、「慢性再発性アフタ」と呼ばれます。多くは1〜2週間程度で自然に治りますが、2週間以上治らない・同じような潰瘍を繰り返す・大きく深い潰瘍等の場合は、他の病気(口腔がん、ベーチェット病、炎症性腸疾患等)との鑑別が必要になることがあります。

検査方法

多くは視診で診断できます。治りが悪い・繰り返す・大きい等の場合には、他の病気との鑑別のため血液検査(鉄・ビタミンB群・亜鉛等の欠乏や全身疾患の評価)を行うことがあります。

治療法

一般的には、ステロイド含有の口腔用軟膏・貼付剤を患部に塗布して炎症を抑えることが基本となり、痛みが強い場合はうがい薬(含嗽剤)や鎮痛薬を併用することもあります。実は、こうした一般的な治療法以外にも、漢方薬「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」を使う方法が知られています。半夏瀉心湯は添付文書上も口内炎が適応として認められている漢方薬で、内服するだけでなく、お湯に溶かして「うがい(含嗽)」として直接患部に効かせるという独特の使い方があります。大腸がんの化学療法に伴う口内炎を対象とした国内の比較試験では、半夏瀉心湯を使った群でGrade2以上の口内炎の持続期間がプラセボと比べて短縮したとの報告もあり、一般的な口内炎に対しても選択肢のひとつとして取り入れられることがあります。ただし、通常のアフタ性口内炎そのものを対象とした大規模な比較試験は限られているため、あくまで通常の治療と組み合わせる選択肢として捉えていただくのがよいでしょう。

💡 一口メモ

2週間以上治らない・繰り返す場所が一定しない・潰瘍が大きく深い・体重減少や下痢等の全身症状を伴う等の場合は、他の病気が隠れていないか確認が必要です。半夏瀉心湯は体質によって合わない場合(むくみ・血圧上昇等)もあるため、ご興味のある方は自己判断で市販薬を使う前に、一度ご相談ください。

※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。

当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。

この記事の執筆・監修

野

木花のむら総合診療所 院長 野村 信介

防衛医科大学校卒/日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医/日本医師会認定健康スポーツ医

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