現在は建設準備中です。ご予約の受付は開院前に開始予定です(2027年10月1日開院予定)。

木花のむら総合診療所内科・外科・小児科
内科系

逆流性食道炎

胃の内容物が食道に逆流し、胸やけなどを起こす状態です。重症度や病型を見極めたうえで、お一人お一人に合った治療を行います。

このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。

病態

胃の内容物(胃酸など)が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症を起こす状態です。胸やけ・呑酸(酸っぱいものが上がってくる感じ)・胸の違和感などの症状が出ることが多く、食後や就寝時に悪化しやすい傾向があります。内視鏡検査では炎症の程度をLA分類という国際的な基準で評価しますが、炎症の強さと症状のつらさは必ずしも一致しません。内視鏡で明らかな粘膜のただれ(びらん)が見られないのに逆流症状が強く出るタイプを非びらん性胃食道逆流症(NERD)と呼び、実は日本人の逆流症状をお持ちの方の中では、びらんを伴うGERDよりもNERDの方が多いとされています。これは食道の粘膜が酸に対して敏感になっている(知覚過敏)ことが関係していると考えられており、見た目の炎症の強さと症状のつらさが必ずしも一致しないのが特徴です。そのため、通常の酸分泌抑制薬だけでは効果が乏しい例もあり、タイプを見極めた上で薬の調整や生活習慣の見直しを組み合わせることが、改善への近道になります。加齢・肥満・食道裂孔ヘルニア・食生活(脂肪分の多い食事、飲酒、喫煙)などが背景にあることが多いです。

検査方法

症状の内容・経過をお伺いしたうえで、経鼻内視鏡(胃カメラ)で食道・胃の粘膜の状態とLA分類による重症度を確認します。貧血や炎症反応の評価のため血液検査を行うこともあります。治療を行っても症状が改善しにくい場合は、自己判断で薬を増やすのではなく、診断そのものを見直すことが大切です。

治療法

治療はまず十分に胃酸の分泌を抑える薬剤で症状を落ち着かせることから始め、4〜8週間ほどで効果を確認します。症状が治まった軽症の方は、薬を減らす・必要な時だけ内服する「オンデマンド療法」に移行できることが多く、重症の方や再発を繰り返す方は、再発予防のための維持療法を継続します。生活習慣の見直しも重要ですが、誘発される食品や生活パターンには個人差があるため、高脂肪食・酸味の強い食品・香辛料・就寝前の食事・食後すぐに横になる習慣・飲酒喫煙・体重増加など、ご自身に当てはまるものを一緒に確認しながら絞り込んでいきます。他の持病のお薬(血圧の薬や痛み止めなど)が症状に影響していることもあるため、自己判断でのお薬の中止はせず、必ずご相談ください。改善しない場合や出血・狭窄、食道裂孔ヘルニアが疑われる場合は、専門医療機関へのご紹介を検討します。

💡 一口メモ

胸やけは「よくある症状」として我慢されがちですが、背景にあるタイプや重症度によって治療の進め方は大きく変わります。市販薬で一時しのぎを続けるより、一度内視鏡でしっかり状態を確認し、ご自身に合った治療方針を一緒に見つけていきましょう。

※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。

当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。

この記事の執筆・監修

野

木花のむら総合診療所 院長 野村 信介

防衛医科大学校卒/日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医/日本医師会認定健康スポーツ医

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