骨粗鬆症
骨が弱くなり骨折しやすくなる、痛みのないまま進行する病気です。「背が縮んだ」「ちょっと転んだだけで骨折した」は要注意のサインです。
このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。
病態
骨粗鬆症は、骨の量(骨密度)が減り、骨の中の構造がもろくなることで、骨折しやすくなる病気です。加齢・閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)の減少が代表的な原因で、女性に多い病気ですが、男性やステロイド薬を長期に使用している方にも起こります。骨粗鬆症そのものには痛みがなく、自覚症状がほとんどないため、骨折して初めて気づくことが非常に多いのが特徴です。背骨の圧迫骨折(知らないうちに背が縮む、腰が曲がる)や、転倒による大腿骨近位部骨折(足の付け根の骨折)は、寝たきりや要介護状態につながることがあり、「骨折の連鎖」を防ぐことが治療の大きな目標です。
検査方法
骨密度検査で骨の強さを評価します。あわせて血液検査でカルシウム・ビタミンD等の骨代謝マーカーを確認し、背骨のX線検査で、気づかないうちに起きている圧迫骨折(いつのまにか骨折)がないかを評価します。
治療法
生活習慣の改善(カルシウム・ビタミンD・ビタミンKを意識した食事、適度な運動(ウォーキング等の荷重運動)、日光浴)を基本としながら、骨密度や骨折リスクに応じて薬物治療を検討します。薬物治療には、骨の破壊を抑える薬(ビスホスホネート製剤、デノスマブ等)や、骨を作る働きを強める薬(テリパラチド等)があり、リスクの程度に応じて使い分けます。一度骨折を起こした方は、再骨折のリスクが非常に高いため、骨折後できるだけ早期に治療を開始することを大切にしています。手術が必要な骨折が生じた場合は、整形外科と連携して治療を進めます。
💡 一口メモ
「年を取れば骨が弱くなるのは仕方がない」と治療を先延ばしにしがちですが、骨粗鬆症は検査で早期に見つけ、治療を始めれば骨折を防げる病気です。閉経後の女性、ご家族に大腿骨近位部骨折の既往がある方、ステロイド薬を長期に使用している方は、症状がなくても一度骨密度を確認されることをお勧めします。「身長が以前より2cm以上縮んだ」「背中や腰が丸くなってきた」と感じたら、気づかないうちに圧迫骨折が起きているサインかもしれません。
※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。
当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。
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