頭痛 (片頭痛・ 緊張型頭痛・ 群発頭痛)
頭痛にはありふれた一次性のものから、緊急の対応が必要な二次性のものまであります。タイプを見極めたうえでの治療が大切です。
このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。
病態
頭痛は、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛のように頭痛そのものが病気である「一次性頭痛」と、くも膜下出血や髄膜炎等他の病気が原因で起こる「二次性頭痛」に大別されます。多くの頭痛は命に関わらない一次性頭痛ですが、「今まで経験したことのない激しい頭痛」「突然の頭痛」「発熱や意識障害・麻痺を伴う頭痛」等は、二次性頭痛を疑って緊急の評価が必要です。
検査方法
問診で頭痛の性質(部位・持続時間・随伴症状・誘因)を詳しく伺い、一次性か二次性かを見極めることが診断の第一歩です。危険な兆候(レッドフラグ)がある場合は、画像検査(CT・MRI等)が可能な医療機関と連携して迅速に評価します。
治療法
一次性頭痛と診断された場合は、タイプに応じた治療を行います(下記参照)。危険な兆候がある二次性頭痛が疑われる場合は、速やかに高次医療機関へご紹介します。
💡 一口メモ
「頭痛くらいで」と我慢してしまう方も多いですが、頭痛のタイプを正しく見極めることで、適切な治療につながります。特にこれまでと違う頭痛、急に悪化した頭痛は様子を見ずにご相談ください。
片頭痛
病態
脈打つようなズキンズキンとした痛みが片側(時に両側)に起こり、体を動かすと悪化するのが特徴です。吐き気・嘔吐を伴ったり、光や音に敏感になったりすることが多く、発作前に視野の一部がギザギザ光って見える「前兆」を伴うこともあります。4時間〜72時間程度持続することが一般的です。
検査方法
問診による診断が基本です(画像検査で異常が見つかるわけではありません)。
治療法
発作時にはアセトアミノフェンやNSAIDs(消炎鎮痛薬)に加え、効果不十分な場合はトリプタン系薬剤を用いることがあります。発作が月に数回以上と頻回な場合や、日常生活に支障が大きい場合は、予防薬(カルシウム拮抗薬・抗てんかん薬・抗CGRP関連製剤等)による治療を検討します。
💡 一口メモ
鎮痛薬を飲みすぎる(目安として月に10日以上)と、かえって頭痛が悪化する「薬物乱用頭痛」を招くことがあるため、使用頻度にも注意が必要です。
緊張型頭痛
病態
頭全体を締め付けられるような圧迫感のある痛みが特徴で、片頭痛のように吐き気を伴うことは少なく、体を動かしても悪化しにくい頭痛です。首や肩の筋肉の緊張、長時間同じ姿勢での作業、ストレス等が関与するとされ、頭痛の中で最も頻度が高いとされています。
検査方法
問診による診断が基本です。
治療法
急性期にはアセトアミノフェンやNSAIDsを用います。頻度が高い場合(慢性緊張型頭痛)には、生活習慣の見直し(姿勢・ストレス管理・適度な運動)に加えて、予防的な薬物療法を検討することがあります。
💡 一口メモ
肩こり・首こりとセットで起こることが多く、マッサージやストレッチ、姿勢の改善が症状の軽減に役立つことがあります。
群発頭痛
病態
片側の目の奥がえぐられるような激しい痛みが、1〜2か月程度の期間(群発期)に毎日のように、しかも決まった時間帯に起こりやすいのが特徴です。発作中は涙や鼻水、まぶたの腫れ等、痛む側の目や鼻の症状を伴うことが多く、男性にやや多いとされています。
検査方法
問診による診断が基本です。
治療法
発作時には純酸素吸入やトリプタン系薬剤(注射・点鼻)が有効とされ、群発期には再発予防のための薬物治療(カルシウム拮抗薬等)を行います。
💡 一口メモ
あまりの痛みの激しさからじっとしていられず、落ち着きなく動き回るのも群発頭痛の特徴のひとつとされています。他のタイプの頭痛と治療法が大きく異なるため、正確な診断が重要です。
※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。
当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。
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