クループ症候群 (急性喉頭気管支炎)
特徴的な犬が吠えるような咳と、息を吸うときのゼーゼー音が特徴の、乳幼児に多いウイルス性の喉の炎症です。
このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。
病態
パラインフルエンザウイルス等のウイルス感染により、喉頭(のどぼとけの周辺)から気管にかけて炎症が起こり、気道が狭くなることで症状が出ます。生後6か月〜3歳頃の乳幼児に多く、「ケンケン」「オットセイの鳴き声」に例えられる特徴的な咳と、息を吸うときにヒューヒュー・ゼーゼーという音(吸気性喘鳴)が特徴です。夜間〜明け方に症状が強くなりやすい傾向があり、発熱を伴うこともあります。多くは数日で軽快しますが、まれに気道が強く狭くなり呼吸困難に至ることがあります。
検査方法
特徴的な咳・吸気性喘鳴等の所見から診察で診断することが多いです。重症度評価のため、呼吸状態・酸素飽和度等を確認します。
治療法
ステロイド薬(内服・吸入)の投与が、気道の炎症・腫れを抑え症状の改善を早めるとされています。重症の場合は、アドレナリン吸入等で一時的に気道の狭窄を和らげる処置を行うこともあります。呼吸困難が強い、顔色が悪い、ぐったりしている等の場合は、入院での厳重な管理が必要なことがあり、速やかに小児の入院治療が可能な医療機関へご紹介します。
💡 一口メモ
「ただの咳」と様子を見ているうちに、夜間に急に症状が悪化することがあるクループ症候群は、保護者の方にとって不安の大きい病気のひとつです。「ケンケン」という特徴的な咳や、息を吸う時のゼーゼー音に気づいたら、軽症のうちに一度ご相談いただくと安心です。似た症状でより緊急性の高い「急性喉頭蓋炎」との鑑別も重要で、高熱・よだれが多い・声がこもる等を伴う場合は特に注意が必要です。
出典
- コクランレビュー(クループに対するステロイドの有効性)等、国際的な知見に基づく一般的な治療方針
※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。
当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。
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