現在は建設準備中です。ご予約の受付は開院前に開始予定です(2027年10月1日開院予定)。

木花のむら総合診療所内科・外科・小児科
内科系

猫ひっかき病

猫に引っかかれたり咬まれたりした後に、リンパ節が腫れて長引くことがある感染症です。猫を飼っているご家庭では知っておきたい病気です。

このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。

病態

バルトネラ・ヘンセレ(Bartonella henselae)という細菌による感染症で、猫にひっかかれる・咬まれる、あるいは猫についたノミに刺されることで感染します。猫自身はほとんど症状を示さないまま菌を保有していることが多く、特に子猫からの感染が報告されています。受傷部位に小さな発疹やかさぶたができた後、1〜数週間してから、受傷部位に近いリンパ節(脇の下・首・肘等)が腫れて痛みを伴うのが典型的な経過です。微熱や倦怠感を伴うこともあり、多くは数週間〜数か月かけて自然に軽快しますが、原因不明のリンパ節の腫れとして長引き、他の病気との鑑別が必要になることもあります。

検査方法

猫との接触歴(ひっかき傷・咬み傷の有無)の問診が診断の大きな手がかりになります。リンパ節の腫れの原因を調べるため、血液検査や、必要に応じて画像検査を行い、他の原因(悪性リンパ腫等)が隠れていないかを確認することも重要です。確定診断のための特殊な血清検査は、実施できる施設が限られています。

治療法

軽症の場合は、特別な治療をしなくても数週間〜数か月で自然に軽快することが多い病気です。症状が強い場合や治りを早めたい場合には、抗菌薬治療(ドキシサイクリン等)を行うことがあります。リンパ節が大きく腫れて痛みが強い場合は、穿刺(針を刺して中の液を抜く)等の処置を検討することもあります。

💡 一口メモ

「猫に引っかかれただけ」と軽く考えがちですが、受傷から数週間後にリンパ節の腫れが出てくるため、原因に気づかれにくい病気です。猫を新しく迎えた、野良猫と接触した後にリンパ節の腫れが続く場合は、受診の際に猫との接触歴をお伝えいただくことが、早期の診断につながります。予防としては、猫に引っかかれた・咬まれた傷をすぐに流水と石けんでよく洗う、猫のノミ対策をしっかり行うことが有効です。

※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。

当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。

この記事の執筆・監修

野

木花のむら総合診療所 院長 野村 信介

防衛医科大学校卒/日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医/日本医師会認定健康スポーツ医

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