現在は建設準備中です。ご予約の受付は開院前に開始予定です(2027年10月1日開院予定)。

木花のむら総合診療所内科・外科・小児科
外科系

腸閉塞(イレウス)

腸の内容物の流れが止まってしまう状態です。「腸閉塞」と「イレウス」は日本の臨床現場では同じ意味で使われがちですが、本来は原因が異なる2つのタイプがあります。

このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。

病態

腸の中身(消化物やガス)の流れが、何らかの原因で止まってしまった状態です。日本では「腸閉塞」と「イレウス」という言葉が同じ意味で使われることが多いのですが、本来は原因によって2つのタイプに分かれます。①機械的な閉塞(狭い意味での腸閉塞、英語ではbowel obstruction)は、お腹の手術後の癒着・腫瘍・ヘルニアの嵌頓(かんとん)・腸重積等、腸そのものが物理的にふさがれたり折れ曲がったりすることで起こります。②機能的な閉塞(麻痺性イレウス、英語ではileus)は、物理的な閉塞はないものの、腹膜炎や開腹手術後等で腸の動き(蠕動運動)が弱まり、内容物が先に進めなくなることで起こります。特に①のうち、腸への血流が障害されるタイプ(絞扼性腸閉塞)は、腸が壊死してしまう危険があるため緊急の対応が必要です。

検査方法

問診・診察(お腹の張り・腸の音の聴診等)に加え、腹部X線・CT検査で、腸の拡張やガス・液体のたまり方、閉塞の原因・部位を評価します。血流障害を伴う絞扼性腸閉塞が疑われる場合は、特に迅速な評価と対応が必要です。

治療法

多くは、飲食を中断し、鼻からチューブを入れて腸の中のガス・液体を抜く処置(減圧)と点滴による水分・電解質補給を行う保存的治療から開始します。機能的な閉塞(麻痺性イレウス)は、多くの場合この保存的治療で改善します。機械的な閉塞のうち、血流障害を伴う絞扼性腸閉塞や、保存的治療で改善しない場合には、緊急手術が必要となることがあり、専門的な治療が可能な医療機関と連携します。

💡 一口メモ

お腹の張り・激しい腹痛・繰り返す嘔吐に加えて、ガスやおならが全く出ない状態が続く場合は、腸閉塞を疑う重要なサインです。様子を見ずに、早めの受診・ご相談をおすすめします。過去にお腹の手術を受けたことがある方は、癒着による腸閉塞のリスクがあることも知っておいていただきたい点です。

※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。

当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。

この記事の執筆・監修

野

木花のむら総合診療所 院長 野村 信介

防衛医科大学校卒/日本外科学会専門医/日本消化器外科学会専門医/日本医師会認定健康スポーツ医

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