心房細動
「脈がたまに飛ぶ」「ドキドキする」と感じたら、心房細動のサインかもしれません。放置すると脳梗塞のリスクが高まる不整脈です。
このページでご紹介している疾患は、基本的にすべて当院で診療いたします。病状によって、特に高度な専門治療が必要と判断した場合に限り、連携する医療機関へご紹介することがあります。なお本ページは一般的な医学情報の提供を目的としており、診断を行うものではありません。実際の診断・治療には受診が必要です。
病態
心房細動は、心臓の上側の部屋(心房)が小刻みに不規則に震えるように動き、脈が乱れる不整脈です。動悸・息切れ・だるさ等の自覚症状がある方もいれば、まったく症状がなく、健診の心電図で偶然見つかる方も少なくありません。加齢とともに頻度が増え、高血圧・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群・心臓の病気等が誘因となります。心房細動の最大の問題は、心房内で血液がよどみ、血栓(血のかたまり)ができやすくなることで、この血栓が脳に飛ぶと、重症化しやすい心原性脳梗塞を引き起こすことがあります。
検査方法
心電図で診断します。発作的に出たり消えたりする心房細動(発作性心房細動)は、受診時にたまたま脈が整っていると見逃されることがあるため、症状がある時の心電図記録や、必要に応じて長時間の心電図検査(ホルター心電図)を行うことがあります。あわせて心エコー検査で心臓の構造的な評価も行います。
治療法
治療の柱は2つあります。ひとつは、脳梗塞を予防するための抗凝固薬(DOAC=直接作用型経口抗凝固薬等)で、CHADS2スコア等を用いて脳梗塞のリスクを評価し、必要な方には内服を提案します。もうひとつは、脈拍数やリズムをコントロールする治療(薬物治療、場合によってはカテーテルアブレーション)です。症状が強い場合や、薬物治療で十分な効果が得られない場合には、根治を目指すカテーテルアブレーション治療が可能な専門医療機関へご紹介し、その後の内服管理・経過観察は当院で継続します。
💡 一口メモ
「年のせいで動悸がする」「疲れのせいだろう」と様子を見ているうちに、気づかないまま心房細動が続いていることは珍しくありません。無症状のまま脳梗塞のリスクだけが進行しているケースもあるため、健診で指摘されたことがある方、脈の乱れを感じたことがある方は、一度心電図で確認されることをお勧めします。適切な抗凝固薬の内服によって、脳梗塞のリスクを大きく下げられることが分かっており、早期発見・早期治療の意義が大きい病気です。
出典
- 日本循環器学会・日本不整脈心電学会「不整脈薬物治療に関するガイドライン(2020年改訂版)」
※ 本ページの内容は一般的な医学情報の紹介であり、個々の患者さんの診断・治療方針を示すものではありません。実際の診断・治療方針は、受診のうえ医師が症状・経過・検査結果を踏まえて判断します。治療の効果や必要な薬剤・処置には個人差があります。
当院は2027年10月1日開院予定で、現在は建設準備中のため診療を行っておりません。 今、急な症状でお困りの方は、宮崎市の休日・夜間急病センターや#8000(子ども救急医療電話相談)等の情報をご利用ください。
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